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歯科技工用遠心鋳造器のブログ

2017.06.19  予防軽視は保険制度とも関連

このように日本でもメンテナンスのために歯科に通う人は増えている。長年、普及しなかった理由のひとつは健康保険制度にありそうだ。比較的少ない自己負担で医療を自由に受けることができる日本の健康保険制度は優れた制度だが、歯科では必ずしも良いことばかりではない。健康保険は病気やけがの「治療」を保険でカバーするもので、「予防」は対象にならない。だから、治療後の歯科メンテナンスは、本来、自費負担になる。人間ドックと同じである。歯科用エアモーター



 「保険でメンテナンスやってもらっている」という人もいるだろう。その場合、虫歯や歯周病の治療などの名目で保険扱いにしているのが実態だ。国は一昨年、虫歯や歯周病に罹患りかんしていない場合、「予防処置に保険給付しない」という見解を改めて公表している。それを受け、自費に移行した診療所もあるようだ。歯周病は成人の8割にあり、口内のクリーニングは「治療」項目のひとつ。歯周ポケットの検査や画像診断は保険で可能だ。しかし、歯周病はきちんと治療をすればほとんどの場合は治るので、治療として予防診療を行うことの不適切さは否めない。歯科医としては、メンテナンスを行おうとすると、自費受診を患者に理解してもらうか、健康保険上の“綱渡り”をするかという壁に突き当たる。そうした歯科メンテナンスのポジションが普及のブレーキになってきた。超音波スケーラー用チップ



 健康保険は治療を後押しする制度でもある。提供した医療に対してお金が支払われるので、削って詰めてかぶせるという作業を多くこなすほど収入が増える。患者にとって最良の診療を心がける歯科医も多いに違いない。しかし、保険上の個々の治療単価の設定が比較的安価なこともあって、短時間で多くの歯に手を加える方が経営の安定につながる面がある。


 一度治療が必要になると、歯の喪失へのサイクルに入ってしまう。日本とスウェーデンで残る歯の数に差がついているのは、治療中心の制度と、予防を重視する制度をそれぞれ作った国の違いのようだ。とはいえ、日本でも残る自分の歯の数が年々増えているのは喜ばしいことだ。6年に一度行われる歯科疾患実態調査によると、80歳の残歯数は2011年は14本だが、その前の2005年の調査では10本だった。今年の調査ではもっと増えていることだろう。


口腔衛生は全身の健康や寿命にも影響


 歯科メンテナンスを国民全員のものにするため、どのような制度を作ればいいのか。その議論は置くとして、今のところ、メンテナンスを受けるには、自費での負担を受け入れなければならない。熊谷院長は言う。「美容院に費やす費用を思い浮かべてみてください。一生自分の歯を使い続けるために、3か月に一度、自費で歯科に通うのは、割の合わない負担でしょうか」


 口の中に細菌がはびこっていると、歯だけではなく、心臓血管疾患、糖尿病、リウマチ、認知症、肥満など、全身の健康に影響することがわかっている。高齢になって飲み込む力が低下すると、口の中の細菌が唾液とともに誤って気管に入り、誤嚥ごえん性肺炎を引き起こす。肺炎は80歳以上の主要な死因で、誤嚥性肺炎がその7割以上を占める。口内の衛生管理は、全身の健康や寿命をも左右する。そう考えると、歯科メンテナンスを習慣にしない手はない。

http://athenadental123.blogspot.com/2017/06/blog-post_16.html

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